古い胴のリメイク③
胴台は右側の1番目、2番目の竹に若干の痛みが有りました。胴を打たれる側なので、痛みやすい部分です。この胴は43本の竹で組まれていて、中央部分には紐が通して形が保たれています。更に表面には革が張られ、漆が塗られ胴を仕上げてあります。
若干の痛みは木工用ボンドで修復は出来ます。この胴台は歪みも無く、十分に使えそうでしたが、保管状態が良くなく塗りにくすみが出ていました。思い切ってサンダーを使い、表面を少しずつ削っていきました。表面は全体的に均等に削らないと凹凸が出てしまうので、慎重に削りました。