胴台は竹の上に革を貼って仕上げてあるので、乾燥を防ぐため油分で磨き上げました。多少色が剥げているものは特殊な塗料で色を調整してあります。胴胸の角が若干傷ついていたり、擦れた後はそのままにしておくと破損の恐れもあるので、漆の代わりに使われる…

胴紐を付けている胴胸乳革の痛みがひどいのでペンチで取り除き、新しい乳革に交換しました。胴台の乳革も同様に取り除き交換しました。特に胴胸の乳革を交換するのは難しく胴胸を痛める可能性もあるので、慎重に交換しました。

胴台は長期間の保管で広がったり狭くなっていたので、壊れた竹刀を一定の長さに加工して調整しました。1枚目の画像の左側は胴台が広いのでフック用に竹を凹凸に削り、引っ掛けるようにして胴台を狭めています。右側は胴台が狭いので内側から広げるようにして…

剣道部の試合胴を中古の生地胴ですが購入しました。おそらく倉庫に長期間保管されていたようです。多少の使用感はありますが胴台（お腹部分）は歪みはあるものの、竹を43本組まれたしっかりした作りでした。胴胸や紐を通す部分の乳革が乾燥で痛んでおり使用…