川崎剣好会

川崎市立井田中学校剣道部OB稽古会or剣道部情報

リメイク生地胴⑦

高校の同期で剣友から依頼されて、生地胴を作りました。60本の鬼雲で、塗りは素晴らしかったです。胴台を削るのは心苦しかったですが、塗り職人の技術を感じながら作業をしました。生地にした後、ネオクリアを塗りって仕上げました。ヘリ革は若干の擦れはありましたが、カシューで補修し乳革を全て交換です。剣友は体格が良いので似合うと思います。画像は出しませんが、同期裏には名前と蜻蛉を2匹入れさせてもらいました。ついでの記念に私の名前も入れさせてもらいました。

 

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リメイク生地胴⑥

この胴は特徴のある亀甲の胴胸です。購入した時は43本の竹胴で若干胴台が縮んていました。秘技で開きを広げてから胴台の漆を削り、カシューのネオクリアを塗りながら乾かないうちに漆粉を撒いて拭いていきました。更に表面をネオクリアで8回塗り、細かい目のサンドペーパーで整えていきました。綴じ革で組む際は穴が小さめな作りなので、かなり苦戦しましたが完成しました。胴裏は朱色を削りネオクリアを塗り上げました。

 

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リメイク生地胴④

大阪の部道具屋さんで製作された剣道具一式を以前に購入していました。ミシン刺しですが、柔らかく使いやすい剣道具です。面は布団が長くて先日カットしました。小手は特徴的な形でフィット感が最高です。

胴の塗りは機械を使わず、色々な物を使って削りました。微妙な削りミスの跡が味を出せました。柿渋と漆を塗り、ネオクリアで仕上げました。

 

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リメイク生地胴③

こちらの胴は比較的新しく胴台は黒塗りで、しっかりした作りでした。胴胸の中の毛氈はしっかりしていて、胴台角に広栄武道具合の印鑑が押されていました。大人が使用するには少し大人しい感じがしたので、こちらも胴台の漆を削り、柿渋を塗り重ねでから磨きを10回繰り返して仕上げました。微妙な柄が出て深みのある雰囲気に仕上がりました。最後は薄めにネオクリアを塗り、更に磨きを重ねて大人っぽい胴にリメイクしました。

 

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