面布団のリメイク②
ヘリの革は表と裏では縫い方が違います。表側は縫い目が見えないようにする為、ヘリ側を縫ってから革を返して裏側に持ってきます。裏側はまつり縫いで縫い目が目立たないようにします。面布団の表面を針ですくって縫う為にピッチが長くなりがちですが、そこは根気強くすくって縫い上げました。
画像上は修理前、中はヘリを縫っている状態、下は完成した状態です。乳革は黒色の牛革を22センチの長さにカット、幅は4センチを折り、小槌で叩きながら2センチにして手縫いしたものです。縫い糸は紺色の50です。
完成したヘリ革も小槌で叩くと形が整い、綺麗になりました。リメイクする前に正藍液で色落ちは修理済みですので、画像以上に新品に見えます。胴は数ヶ月前に生地胴にした物とセットです。
明日の中学校部活で使ってみようと思います。
楽しみです。