部員に求めること

井田中学校剣道部では経験者、初心者の区別なく一緒に稽古をして三年生になったら部活を休まず一生懸命取り組み実力を付けた子供を試合に出しています。初心者の一年生は若干基礎的な打ち方で稽古に参加させますが二年生になる頃には経験者と同等の稽古が出来るようになります。練習試合には相手チームの力の差によって全員が出られるようにしています。中学生は一番の成長期なので筋力がつく二年生の頃に剣道が乱れます。その時は初心に戻り特に構えのチェックをします。左手の位置、両手の平の向き、姿勢、垂れネームの向き、左足の向き、膝を適度に伸ばしているか、右膝は突っ張ってないか等全て確認してみます。私達大人も常に意識している部分を中学生が瞬時に出来る訳がありません。ひとつひとつを意識させるといざ、パッと構える時に出来るようになります。試合、審査で構えを意識して技を考えて出すなんて事は不可能ですので構え、技を無意識に出来るように何度も何度も稽古をします。これが身についてくると三年生には初段、二段と取得出来ます。剣道を正しく出来ると普段の生活にも生かせると考えています。子ども達の正しい心を育てて行きたいと思います。三身