全日本剣道選手権大会を見て
11月3日は毎年、剣士の最高峰を決める全日本剣道選手権大会が日本武道館で開催されます。今回も見てきました。一回戦は中学生にいつも注意する剣道をする選手が多くて情けなくなりました。攻めれば相手が三所隠し、攻めきれないと鍔迫り合い。打ち切れない、避ける、この繰り返しで延長戦へ。一回戦は数試合見て武道館の外へ散歩に行きました。実は毎年、一回戦はこのような試合の繰り返しです。年齢が30歳前後の選手が多く、小さい頃から勝つ為に試合をしてきた選手が大勢いる為に剣道のような剣道ではないことをする選手が増えてきたと思います。打たれる恐怖を振り切り自分に嘘をつかないで掛かる気持ちが剣道の修行の目的だと思います。大会はBest8からは見事な試合の連続でした。海外の方もたくさん見にきていて日本の正々堂々とした剣道にあごがれて剣道をしている方も多いと聞きます。剣道の勝敗よりも心の持ち方に魅力を感じているようです。是非、我々日本人も改めて剣道本来の目標を見直す必要があると思います。中学生は勇気を持って相手に正面から向かう事を1番大切にして剣道の魅力を感じて欲しいと思います。負ける事を恐れると剣道が乱れただの打ち合いになってしまいます。剣道を正しく出来るような剣士を目指して下さい。武道館ではたくさんの剣道仲間にも会えました。二高のT口君、F中のM嶋君親子に会えて一期一会を更に感じました。細かい説明は部活の中でお伝え出来ればと思います。川崎市の先生方も他地区にはない川崎市の堂々とした剣道を子供達に教えて頂ければありがたいです。
