3年生部員にむけて

3年生が中学校に入学してきた時をはっきりと覚えています。男女共に身体が小さく、体力も無く、当時の3年生の稽古についていけなかったのが、今の3年生の印象でした。ただ、部活を真面目に取り組んでいる姿を見て、もしかしたら強いチームになる予感もしていました。男子6名、女子4名の3年生は決して強いチームでは無いものの、正々堂々と戦えるチームになりました。一本先取しても逃げる事なく、二本目を真っ直ぐな面を打ち込み、胴を抜かれるようなチームです。逃げ勝ちしても子供達には何も残りません。大半の部員が中学校から剣道を始めて、剣道を通じて少しでも人間形成に役立つような事を３年間で実践出来れば、それだけで良いのです。

昨年の新チームになった時、3年の夏の県大会は男女共に出場を目指す事を目標に置いてきました。結果は男子のみの出場で、目標の半分しか達成は出来ませんでしたが、女子は試合前のサポートや当日の竹刀検量の担当もしてくれます。試合会場では応援席から、一生懸命拍手の応援もしてくれると思います。男子は女子の分も頑張ってくれると思います。

明日の県大会、夏以降の市総体で中学校の部活は終了してしまいますが、あと数ヶ月、我々指導者は子供達と一緒に戦っていきます。明日は勝ち負け以上に大事な事があります。３年間で真面目に取り組んだ事を発表するように心掛けましょう。それが、出来れば何らかの結果がついてくるはずです。

保護者の皆様、明日は選手と共に一生懸命戦ってきます。応援の方、宜しくお願いします。